go to キャンペーンを利用して、兵庫県神戸市へ行って来ました!
私が旅行で行きたいところは、歴史の感じられる場所です。
神戸は ”美しい街” と言われていますが、一体、何が違うのでしょうか。
幕末の海軍
勝海舟と坂本龍馬
勝海舟は、アメリカに行き(遣米使節団)さまざまなこと・ものを知りました。この経験を活かして幕府の役人(幕臣)として時の将軍・徳川家茂に随行し、海軍の必要性と、いかに神戸が国防の要となるかを力説します。この頃は日本中で攘夷論(異国は敵の考え方)が高まり、天皇の居る京(首都)へ欧米諸国の進攻を防ぐ拠点となりうると考えられたためです。
1864年(元治元年)5月、神戸(小野浜)に、海軍操練所が創設されました。
海軍操練所は、海軍兵学校、機関学校、造船所を備えた大規模な訓練所で、幕臣達が学ぶ場となりました。隣接して「神戸海軍塾」(勝海舟の私塾)も設けられ、勝海舟に弟子入りした坂本龍馬が、塾長となりました。
偉人達の夢が詰まった「海軍操練所」ですが、残念ながら1年ほどで閉鎖させられてしまいました。(蛤御門の変・反幕府の嫌疑)
海軍操練所跡
150年以上前のこの場所に、海軍兵学校・機関学校・造船所を備えた、17,130坪の広大な海軍操練所がありました。
記念碑の経緯
神戸の開港や発展の先駆けとなった海軍操練所を記念して、1965年(昭和40年)に神戸の財界や港湾関係者の方々によって、旧軍艦の錨を寄贈し、建てられました。
ビル建設工事のため、1991年頃に一時的に撤去されていましたが、10年後の2001年末に復活し、再び一般に公開されました。
巨大な錨の横にある書籍を開いた形の石碑には、操練所創設の由来が書かれています。
石碑に刻まれた内容
《神戸海軍操練所跡由来》
万延元年(1860年)一月 幕府は遣米修好使節団を公式に派遣した。その際、勝海舟は、咸臨丸(300トン)の艦長として、万里の波浪とたたかいながら一行の護衛と海洋技術習得の大任を果したのである。これ、日本人による最初の太平洋横断であり、わが航海史上、特筆大書すべき壮挙であった。
文久3年(1863年)4月、攘夷の世論ようやく急を告げ、徳川家茂は摂海防備のため阪神海岸を巡視した。当時、海舟は軍艦奉行並の職務にあって、これに随行し、神戸港が天然の良港であり国防の要港であることを力説した。かくてここ小野浜の地に海軍操練所の創設をみたのである。
この神戸海軍操練所は兵学校、機関学校、海軍工廠を総合した観があり大規模な組織であった。勝海舟はここに天下の人材を集め日本海軍の礎を築き、海外発展の基地をつくろうとした。その高風を仰ぎ、来り学ぶ俊英二百の多きを数え、坂本龍馬、陸奥宗光、伊東祐享など幾多有為の人材が輩出したのである。
元治元年(1864年)、海舟は禁門の変に操練生の一部が反幕軍として参加したため、激徒養成の嫌疑を被って解職され、操練所もまた翌慶応元年(1865年)3月、ついに閉鎖されるの止むなきに至ったのである。
当時は、この「記念の錨」から東へ長くひろがり、南は京橋詰から税関本庁舎を望むあたりの、長方形の入堀約一万坪の一帯が海軍操練所であった。惜しくも現在では阪神高速道路の下に埋めたてられて当時の盛観をしのぶに由もない。今はただ、遠く諏訪山公園からこの地を見守る勝海舟直筆の碑文を仰ぐことのできるのがせめてもの救いである。
ここに当時を偲び郷土を愛する人びとに、この記念碑を捧げる。
昭和四十三年十月建之
兵庫県知事 金井元彦
神戸市長 原田忠次郎
●●●● 浅田長平
寄贈 ●●●●
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行き方
三ノ宮駅から「さんちか(地下街)」海側(南側)へ向かって歩きます。「三宮・花時計前駅」を右折、「三宮中央通」沿いから左折、「京町筋」にある「旧居留地街」を抜けて、国道2号線を越えた辺りから東の神戸税関にかけて、国道2号線のメリケンパーク入り口に、みなと公園という小さな公園がありますが、ここに重さ10トンに及ぶ錨(いかり)を用いた「神戸海軍操練所跡碑」が建っています。
私は、三ノ宮駅から「フラワーロード」(国道174号)を通って、「税関前」交差点を右折し、「阪神高速3号神戸線」高架下・「京橋」付近にある記念碑に向かいました。
海軍営之碑(レプリカ)と陸奥宗光の碑
メリケン波止場前にあります、広場です。ここに2つ並んだ石碑があります。
メリケン地蔵
メリケンとは
メリケンパーク
神戸海援隊の彫刻
神戸海軍操練所書生寮跡
神戸海軍操練所の書生(学んでいる人)寮があったのは、この辺りだそうです。
池田谷事件の階段落ち・北添佶摩、土佐藩士の望月亀弥太、英語堪能な近藤長次郎は、イラストが思い出せるほど印象に残っています。彼らが学び遊んだこの地は、美しい公園となっていました。
【参考】漫画:「おーい竜馬」小山ゆう
勝海舟屋敷跡
感想
まとめ
★費用・ルート・気候・旅の持ち物はこちら
観光地
⑴歴史散策
・勝海舟と坂本龍馬(幕末)
海軍操練所跡、神戸海軍操練所記念碑、海軍営之碑(レプリカ)と陸奥宗光の碑、神戸海援隊の彫刻、神戸海軍操練所書生寮跡、勝海舟屋敷跡
⑵聖地巡礼
・漫画「アドルフに告ぐ」(手塚治虫)
神戸元町のパン屋、シナゴーグ(ユダヤの教会)、萌黄の館(カウフマン邸)、ドイツ料理レストラン
⑶パワースポット
・美しい神社仏閣を参拝
湊川神社、生田神社、一宮神社、二宮神社、三宮神社、四宮神社、関帝廟、ムスリムモスク、ユダヤ教会、ハリストス教会 ⑷観光地巡り
・異人館・中華街・港町
北野、元町、南京町、メリケンパーク、神戸ハーバーランド
⑸ロシア巡り
・管理人の趣味”ロシア”
ロシア料理店、ロシア雑貨店、ハリストス教会
ご拝読ありがとうございました。